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リトアニアへの旅の追憶のUnrelatedのネタバレレビュー・内容・結末

リトアニアへの旅の追憶(1972年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

・昔植えた苗は大きくなり、見たことない機械が使われたりと、故郷に帰れば時代の変化を感じさせるが家族の温もりは変わらない。楽しそうに歌って踊って歩いて話して…。この温もりはずっと変わらないでほしい。

・今使わなくなった道具を映画のメッセージ材料として使っているところが好き。使う理由が惨めな暮らしをアメリカに知らしめてやる!!ということでもっと好きになった。

・あの場所は収容所が消されて今は草地。
今は何の変哲もない草地だけど、昔に遡ればつらい過去。時代に合ったものに変えるための行動が、過去の誤りを消していることがある。
果物市場も時代の変化に合わなかったから消された。悲しくなるね…。

・映画を制作するために人間観察をする監督たちに子供たちが不思議がっていたところが一番好き。
監督は命をかけて走っていたけど今の子供たちは元気よく走ってほしい…。子供が走る姿を見て「そうだ、こうやって走るんだ!走れ、走れ!」と。なんて素敵な言葉なんだろう。
子供が命をかけて走るような出来事を繰り返さないでほしいという気持ちが伝わって感動した。
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