ゴゴゴトウ

秋刀魚の味のゴゴゴトウのレビュー・感想・評価

秋刀魚の味(1962年製作の映画)
4.0
話自体は娘を嫁にやるという抑揚のない内容ではあるが、主人公の将来を暗示するかのような先生「瓢箪」や、娘が出て行った後の主人公の時折見せる悲しげな表情が、今後自分にも起こり得るであろうしんみりとした寂しさを感じさせてくれました。

バーで「お葬式でもあったんですか?」と聞かれて「まあそんなもんだよ」と答える主人公からその胸中がうかがえる。
寂しい気持ちになったけど、観ている間ずっと薄利多売半兵衛が脳裏をよぎっていました。近々一杯やりに行こうと思います。
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