フリーザ

ナッシュビルのフリーザのレビュー・感想・評価

ナッシュビル(1975年製作の映画)
4.2
【ロバート・アルトマン連続鑑賞2本目】

長い、キャラ多い、ストーリーが殆どない、と分かりにくく何が何だか全然理解出来てないんですがやたらと面白かった。的な作品。

歌うシーンが沢山出ますが、ステージと同じくらい客席でくっちゃべってるところを映してて変な感じ。
バーバラが2曲歌って3曲目に中々入れないというシーンとトムが歌うラブソングに複数の女性が「私のことだわ」って顔してるシーンが特に好きでした。
バーバラやトムと~は曲もどれも良かったです。
音痴だけどスターに憧れるスーリーンの絶妙に下手なヘンテコな歌も耳に残ります。

めちゃくちゃ善人やめちゃくちゃ悪人が出てくるわけでもなく、どのキャラにも特に感情移入もせず適度な距離感で俯瞰して見ている感覚。
良い意味でグダグダした生々しさみたいな空気感があり、カメラワークや歌も相まって妙に心地いい作品。

よく分からないけどラストのステージはグッときました。
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