ナッシュビルの作品情報・感想・評価

ナッシュビル1975年製作の映画)

NASHVILLE

上映日:2015年10月10日

製作国:

上映時間:159分

ジャンル:

3.5

「ナッシュビル」に投稿された感想・評価

Nashville !! カントリーミュージックの聖地 !!
Sukkun

Sukkunの感想・評価

3.3
アメリカ文化や歴史背景などが分かってこその面白さだと思った
その知識がついたらもう一度観たい作品
MsArsenal

MsArsenalの感想・評価

3.7
This is America.
This is Music.
This is Altman!
nattyan9

nattyan9の感想・評価

1.5
★☆ 『ナッシュビル』
 
良くない。
誰が悪い訳でもない。
ただ、演技術が古い。
リアル【風】だから。
 
それは、例えば、
劇中劇のシーンに顕著で、
(コンサートなど)
プライベートと舞台上、
状況が変わっているのに、
登場人物の
振る舞いが変わらない所に見て取れる。
もしくは、
独り言のシーンのニュアンス、
カメラがなければ、
あのニュアンスになるだろうか?
もしくは、
ラストシーン、
カメラ・台本がなければ
あんな風に治まるものだろうか?
 
もっと、
真実(リアル)であって欲しかった。
 
そうすれば、
分かり易い構成がなくても、
演技に間があっても、
成立してたと思う。
 
リハを重ねるなり、
経験者で固めるなり、
演技指導者を入れるなり、
カメラを隠すなり、
して欲しかった。
(他にもあるが、
ここでは、長くなるので省略)
 
冗長に感じるのは、
そこに真実(リアル)がないから。 
 
 
 
ps. 
ただ、
トムが女性が部屋から出て行く前から、
電話で、次の女性を口説くシーンの
クズっぷりや、
デルが、ストリップを
させておきながら、ホテルに誘う、
下劣さは、
面白かった。 
寝不足で観たので前半の淡々と続く群像劇は寝てしまったけど、後半観かたがわかってからラストにかけては圧巻だった。歌に乗せて観せられていく群像劇が、いつの間にか胸に沁みるようになっていて不思議。この時代のアメリカの悲しみを、ナッシュビルを通して描いたって感じなのだろな。
ちゃんと観ていくと凄い勉強になりそうなのてまた観よう。
とり

とりの感想・評価

4.0
このアメリカ土着の音楽史を主題に、政治に翻弄される人々の様子も織り混ぜたブラックコメディはロバート・アルトマン監督の代表作であると同時に、その後の彼の得意とするストーリーラインの雛型をも明確に打ち立てているよう。だって人気スター総勢24名競演!と開口一番景気が良すぎる。他にも若い女性や愛憎渦巻く望郷の念の詰まったさながら映画版ウッドストック?現実と虚構が入り交じる人間模様の中で本物のゴスペルやカントリーミュージックを聴くことができる(160分ある内の約1時間つまり60分!)。だから無論サントラも聴いてみたくなる。70年代の混沌とした空気感の中で民衆に問題意識を喚起させて政治とセレブも結び付ける。利用される有名人と夢おい人。搾取される社会システム、まだ傷の癒えぬ中で早速ベトナム戦争に言及したり。そして民衆の団結した力を信じようとする力業な大団円へ。彼の作品を見るといつも思うことだけど、これだけの人数をしっかりと捌けるのが凄い。撮影期間ついていってみたかった。

「ありきたりだけどカントリー歌手になるために街に向かうところなの」「政治の話をする気はありません」今は南部の歌が流行しているので「民主党員の私たちには関係ないわ」「僕の愛し方」「バーバラと共演するために今夜はストリップしたの」「彼が感じるクリスマスの香りは皆さんと一緒です」
TOMATOMETER93 AUDIENCE84
Roger Ebert ☆☆☆☆
ENDO

ENDOの感想・評価

4.5
強烈なアイロニー。登場人物達は性格が歪んでいたり、周りが見えてない輩が多いが、この映画の視点はカメラという神。つまり私たちと何ら変わりない感情で生きている一人の人間。ベトナム復員兵の心の傷も、歌手の孤独も、成功への野心も内側は語られずあの結果に。不感症の観客が大合唱する忘却の歌は可笑しいと同時に人間の都合の良さ、恐ろしさに溢れる。傑作。ナッシュビルの地域性のリテラシーは必要ではあるが。
おかしいよ、本当におかしい映画だ!僕だって本当に受けた、あの場所とあの時代を感じた。Nashvilleに行きたくなってしまった!
pika

pikaの感想・評価

3.5
さすがに長いな155分。でも思ったより長さは感じずスルスル見れた。群像劇が苦手ってのもあり、惚れたアルトマンの代表作だけど他の作品に比べてハマらなかった。
「ショートカッツ」を先に見てるとは言え24人の群像劇を綺麗にまとめあげちゃう演出力に改めて感動。初期作でこのクオリティは凄い。アルトマンの代名詞になるだけある。この重量での群像劇でここまで整理整頓された見やすさと面白さはなかなかないだろう。ストーリーの軸だとか人物の絡みやなんやのテーマ的なものがあやふやなところが良い。ナッシュビルという街でカントリーミュージックに触れる様々な人間たちが出会って別れて集合するだけで、お約束のようなラストのインパクトは示唆的でもあるけどオマケのようなもんですらある、過程の魅力。終わりよければ全て良しなんて法則には全く当てはまらない娯楽性が味になってる。

やたらコンサートシーンが多くエキストラが大勢いたりして常に人混みの画面な気がするほどだけど、望遠で主要人物にフォーカスを当てたり、フレームの中で何人も交差したり、ドキュメントのような生々しいカメラがむちゃくちゃ良い。
歌のシーンばかりでダレそうなところを絶妙なタイミングでシーンを切り替えたり、視線や意識を誘導したり、自然と引っ張られていくので飽きない。
街宣車やラジオの選挙運動もスパイスになっているし、歌と絡んだりしてるのも面白い。

意識が飛んでる瞬間の表情を長々と映してるシーンが好みなので、リリー・トムリンがキース・キャラダインの歌をボーッと見てる演技が良かった。
ジェフ・ゴールドブラムやシェリー・デュヴァルの「お前、何なん?」みたいなキャラも楽しいし、カメオ出演のまさにカメオでしかない存在感ぷりも笑った。
オープニングからガンガンキャラ立ちしていたヘンリー・ギブソンは映画が進むにつれ立っているだけで笑えてくる。
劇中の台詞じゃないけど政治に疎い上に余り興味のない意識低い系なので言わんとしてることがサッパリわからないし、ブラックジョークもわからずで味わいきれなかった(^O^;)シニカルなコメディを楽しむために教養が必要というのはその通りだと思うので私が悪い。いつかまた見たい。
マヒロ

マヒロの感想・評価

3.5
大統領選挙を目前に控えたアメリカ・ナッシュビルの街で巻き起こる出来事を、様々な登場人物の目線から捉えた群像劇。

総勢20名以上の登場人物達を如何様に捌ききるのか…と思っていたら、どの登場人物も等しく主役らしい目立った活躍をするわけではなく、最後の最後まで一貫してドライな目線が貫かれている。そこであえて肩入れできるようなキャラクターを作らない、神の視点で物を見ているようなところがアルトマン節だなと思った。

ナッシュビルという街がカントリーの名所ということで、全編にわたって流れるカントリーミュージックが印象的なんだけど、明るい曲調とは裏腹にそれぞれのエピソードにはどこか翳りのあるものばかりで、常に不穏な雰囲気が漂っている。明確に何かが起きるわけではないというのが、かえってその街に潜むなにかを匂わせているようで恐ろしい。
そもそもカントリーを歌っている歌手たちは、能天気な愛国主義者のオヤジに夫に支配されて病んでいる女性と明らかに皮肉っぽいし、真面目に歌手になることを夢見ている女性は歌が下手で散々コケにされるし(このシーン痛々しすぎて見てて辛くなるレベル)、ここら辺からアルトマンが音楽映画を作ろうとは微塵も思っていないのが垣間見える。

ラストはアルトマンの他作品と同じくあっと驚くような展開が待ち受けているんだけど、集団心理の恐ろしさとか、ナッシュビルひいてはアメリカの隠し持つ病理を暴き出すような強烈なあてこすりで、猛烈に後味は悪いんだけどその痛烈さが気持ちよくもある…というものすごい居心地の悪い気分にさせられた。
散りばめられたユーモアでも隠しきれない悪意が滲み出ている怪作だと思う。

(2018.65)
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