20歳の私は深夜やっていた映画でブレスレスに出会い、そしてシビれた。
その主役がリチャードギアで、どうも若い頃のリチャードギアをみるとブレスレスを思い出し妄想劇場の幕開けなのだが、
そんなリチャードギアのその名もアメリカンジゴロって響きは観ない理由を探す方が難しかったわけなのです。
さぁ仕事終わったらアメリカンジゴロ観るんだと、密かにトキメクそんな夜。
度々いらっしゃるH氏は短くなった葉巻にいつもの一杯をオーダーする。
『マンハッタン。ロックスタイルで、、、』
ここまではいつも通りだが、今夜は少し違っていて、マンハッタンロックスタイルを頼む理由を教えてくれたのだった。
その理由というのが、このアメリカンジゴロ。
この映画の中でリチャードギアがオーダーするのがマンハッタンロックスタイル。
そいつを真似しているんだとか。
ムムム、ステキじゃないか!
ムムムム、ちょうど観ようとしていたところなんですよ!H氏!
というわけで、完璧な調合で混ぜ合わされたマンハッタンの様に、
80年代と、リチャードギアと、ちょっとビターが効いたオサレでステキなアメリカンジゴロでした。