サンチョーメノマガリカド星人

白鯨のサンチョーメノマガリカド星人のレビュー・感想・評価

白鯨(1956年製作の映画)
3.8
「神様が魚になるとしたら、絶対に鯨になるだろうよ」。ハーマン・メルヴィルの小説「白鯨」を映像化した1956年の作品で、ピークォッド号のエイハブ船長以下、鯨に魅入られた男たちの物語。教会に飾られた遭難した船長たちのプレート。死を告げる自称預言者の男。他のモンスターパニック映画以上にフラグで溢れてる(笑)。7日7晩、立ったまま鯨を見張るエイハブ船長の凄まじい執念。明らかに鯨を殺すと良くないことが起こると分かっているのに、それでも追いかけてしまう男たちにもう言葉がない…。残念だったのは鯨をもっと大きなスクリーンで観たら迫力があったと思う。白い雪のような白鯨の背中としっぽ…(まあ、こんなに綺麗なもの殺すなんて倫理とか以前に良くないと思うが)。鯨を見て映画館が恋しくなった(え)。