つん

どん底のつんのレビュー・感想・評価

どん底(1957年製作の映画)
-
ほぼワンシチュエーションの会話劇。
こんな作品も残してたんやなあ。

役者の技量がモノを言うってことで集められたキャスティングらしいけど、まぁそれを思う存分見せて頂きました。
志村喬さんおらんのがちょっと残念。

当然やけど、人によって『どん底』って違う。
ホンマに飢えていて、辛くて死にたいって思ってても、目の前におむすび出されたら多分貪りつくわけで。
病気で辛くて、もうすぐ死にそうな状態でも、もう少し生きたいって思う人もいるわけで。
そうかと思えば、物理的には生きれても自ら命を絶つ人もいる。
なんか色々考えさせられたけど。
結局残された側はラストの喜三郎のセリフに詰まってたりする気もする。
つん

つん