クリストフォルー

ブルークリスマスのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

ブルークリスマス(1978年製作の映画)
3.0
“UFOに遭遇した人々の血が青く変わる”というワンアイデアを活かそうと思うなら、やはり、多くのライターや監督がそれぞれ違う角度からアプローチしたオムニバス型の連続ドラマか映画が相応しい。本作も2部構成だが、さらに多様な人々のエピソードを積み重ねられたら、このアイデアのもつ普遍性が浮かび上がった気がする。例えば、わたしならひとつのクラスを舞台にして、血の色の違いが、生徒や親、教師にもたらす対立と和解のドラマを構想するだろう。
倉本聰がアイデア料をふっかけるとは思わないが、いいアイデア(原作)には相応の報酬を出すというように変わらないと、日本のエンタメに未来はない。

勝野洋は、さらに15年経って、「はるか、ノスタルジィ」でようやく開眼した感じかな。
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