ブルークリスマスの作品情報・感想・評価

「ブルークリスマス」に投稿された感想・評価

otom

otomの感想・評価

3.7
監督 岡本喜八、脚本 倉本聰と云う変な組み合わせの社会派SF超大作。巨匠2人が組んだだけあって、話の筋も見せ方も一級品ではある。この頃の倉本聰は北の国からしかり、やたらとUFO絡みのがやりたかったのでしょうねと云う印象。幸薄な竹下景子はやっぱり可愛い。
Haru

Haruの感想・評価

3.0
ドンシーゲルのボディスナッチャーみたいな。喜八組の天本英世、岸田森の存在感がいい。
charの歌うブルークリスマスがずっと耳に残る。
「前略おふくろ様」や「大都会」の再放送で倉本フリークだった頃に見たのでキネ旬の読者投票で1位にして送った覚えがあるが再見するとそれほどじゃない。ただこの頃の竹下景子は可愛い。
各社1本立大作風の映画を作り出した頃の作品だが岐阜東宝では『祭りの準備』と2本立で竹下景子大会になっていた。
『肉弾』と2本立で大谷直子大会の地方もあったのだろうか?
20180121 #16
どーだ、NYロケしたんだぜ、すごいだろー、と当時はドヤ顔だったんだろうね
kurage

kurageの感想・評価

3.8
時代の変化を感じさせながら、時代を越える普遍的なテーマを描いている。
未来を暗示するような内容に背筋がぞぞっと。
その怖れの対象は、血なのか、智なのか。
名監督と大作家、珠玉の珍作❗️
仲代達矢のアメリカでの聞き込みは、意味がない。
78年「スターウォーズ」日本公開で世はSF映画時代と洋画映画ブーム最中、日本映画は、ただでさえ斜陽なのにさらなる底に向かってまっしぐら。当時、日本映画は、本当になくなると個人的に思ってましたね。この作品は、当時そうは言っても観たいなぁ、竹下景子は、よく脱ぐから観たいなぁ(当時は)といろんな事考えてたが観る機会をずっと逃してた作品。話が壮大な割には、ものすごくチマチマした日本映画なのには驚く。特撮嫌いな岡本喜八は、徹底して特撮的なシーンをことごとく排除していく。仲代達矢のNHKを模したテレビ局の記者がアメリカに宛もなく、いろんな人に失踪した科学者を探すのは、さすがに興ざめする。血が青い描写もどうも納得いかない。勝野洋が指についた青い血を観て驚くシーンが出てくるが、どう見てもインクにしか見えない。考えようによっては、現在も続くマイノリティーに対する迫害を描いてると思うけど・・・しかし長時間特に盛り上がらず終わるこの作品を面白かったとは言いづらい。「エヴァンゲリオン」で本作Blood type blueが有名になってますが・・・結局竹下景子は、脱がない女優になってしまったんだなぁと妙な感慨にひたる作品でしたね。
Yuya

Yuyaの感想・評価

2.7
視覚効果に一切頼らず SFと言うよりは
陰謀論の作風がほぼほぼ全体を占めてるけど
これは 現代にこそ 大きな意味を問いかけてくる なかなか前衛的な内容だった

政府や世論や世相の 臆病で脆弱ゆえの残酷さが 色濃くベッタリと描かれていたなぁ

隣国が攻めてこない保証が無い事を 隣国が攻めてくる証拠も無く主張するような
疫病が感染らない保証が無い事を 疫病が感染る証拠も無く主張するような
自分が公明正大でも無いのに
不倫が犯罪でも無いのに
まるで正義の使者のように 不倫を声高に糾弾するような
議論のすり替え 理論の誘導工作っぷりは
これからますます一方的に発達してゆくのだろう
Qinemagic

Qinemagicの感想・評価

3.4
流れる血は赤か、それとも青か。世界のいたるところに未確認飛行物体が襲来している特異な世界観の中、UFOを見た人間は血が青くなる(だけ)という、よく分からないけどすごくSF的好奇心をくすぐられる作品。

赤い血の旧人類が青い血の新人類を恐れて隔離迫害していく様子は、現実世界に置き換えて考えてみるとあまり笑えるものではない。それ故に宇宙人襲来映画としてのエンタメ性は低いし、そもそも宇宙人的なビジュアルが皆無なのでかなり地味。でもそこがいい。

作品の骨組みとしてはSF/ボディスナッチャー(原:盗まれた街)や散歩する侵略者に近く、反体制的思想や政府・メディア批判も入っていたり、加えて血色の違う種族間での悲恋というラブファンタジー要素もあるごった煮作品なので、定番のラブアクチュアリーやホームアローンなんか生温いわぁ!という硬派な人にお薦めしたいクリスマスムービー。面白くはない。
皆さん、Merry Christmas ❗️(^-^)/

というところで、岡本喜八監督のSF映画です。

岡本喜八監督は東宝でのお仕事を数多くなさってこられた、いわば看板監督です。

しかしながら、特撮モノにはほとんど関わっておられません。

この辺り、独自のモノの考え方があったようです。

本作もSF映画ですが特撮シーンはありません。

そのかわり、サスペンスはあります。

しかしながら、いささか地味すぎるかもしれないですね。

『日本のいちばん長い日』や『激動の昭和史/沖縄決戦』、『肉弾』、『独立愚連隊』、あるいは時代劇映画『座頭市と用心棒』、『赤毛』など、作品群をみておりますと、この名匠はSF以外が似合う監督さんだったと思えてきます。

あまり目立たないSF映画ですが特撮抜きの試みは意欲的だったと思います。

関係ないけど記憶の中で『原子力戦争』とダブってます。^_^;
くぅー

くぅーの感想・評価

3.7
当時の特撮ブームを逆手に、"特撮を一切使わないSF映画"という売り文句の超意欲作・・・も、それが裏目で、興行的には失敗し、豪華キャストや海外ロケ等、正にブルーにしてしまったっけ(笑)
よって、宇宙人や怪獣も出て来ないし、血が青くなっても発狂もしないから、すこぶる地味だが・・・見ようによっては、見えない恐怖がなかなか効果的で、実は権力の謀略をテーマにしたドラマは見応えはあったりする。
まぁ、サスペンスな前半とラブストーリーな後半は、もう少し巧く融合させては欲しかったが・・・いわゆる、噛めば噛むほど、味が出る作品かと。
勝野洋と竹下景子のブルーな演技がハマり、仲代達矢の飄々とした演技にニヤリとし、個人的には天本英世と岸田森がセットで現れ、ニンマリ。