ブルークリスマスの作品情報・感想・評価

「ブルークリスマス」に投稿された感想・評価

31monks

31monksの感想・評価

3.6
岡本喜八「なんで暴走族を殺すシーンがあるんだ」倉本聰「ホテルで書いてたら愚連隊がうるさかったから」岡本喜八「…撮るよ。撮るけど切るよ!」インタビューで聞けるこのエピソードが象徴的。色んな意味でやけっぱちのラストがいい。
MR8

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2.4
意欲的だしカット割にキレはあるけど展開にいまいちのめり込めず、かといって鳥瞰するにはアクも強くってという。努力は垣間見えるも、SFと銘打つにはあまりにプロップのディティールが足りない。手つきが合わなかっただけで画面を記号的に扱い割って割って割りまくるその姿勢は好きです。
UFOを目撃した人間の血が青くなる。青い血の人間を迫害、秘密裏に"処理"しようとする体制の恐怖を描く倉本聰のオリジナル脚本を映画化。国家は異質な者を排除して体制を維持する。謀略に巻き込まれた人々の救えない悲劇。手軽な白毛かくし・パオンリタッチ。ザ・ヒューマノイド。血液総点検法。ロボトミー手術。「クリスマスって嫌い。寂しくなるから」

このレビューはネタバレを含みます

 UFOと接触した人が青い血を流すってんで調査する記者と青い血を流す女性に恋をした特殊部隊員の話。

 世界中でUFOと接触した人たちが青い血に変化する事象が多発して政府がそれを隠ぺいしつつ抹殺していくというポリティカルものとして面白く見ることができました。岡本喜八監督作品らしいカットの切り替えしなんかも視覚的に楽しかったです。

 ただ前半は仲代達矢さん演じる男が様々な人たちに取材しながら、何やら青い血を流す人たちがいるらしいぞと捜索しますが。ここの取材シーンが冗長で退屈でした。それが開始90分くらいまで続きますが、後半全く関係ない展開になってしまうのも痛いです。
 後半は勝野洋さん演じる自衛隊員と竹下景子さん演じる行きつけの美容師さんの悲恋になっていきますが、前半の取材シーンに時間をかけすぎているせいか、この2人の葛藤がよくわからなかったです。ヒロインが青い血に変化してしまって、自衛隊員は任務で青い血を流す人たちを抹殺していくことになりますが、ここで愛する人を殺すのか任務を優先するのかという葛藤が発生しますが、大して悩まずに行動をしているようにしか見えなかったです。

 2つのストーリーを描いていますが、この2つが交わらないため、仲代さんパートがただのこの世界の説明になってしまっているだけにしか見えずに残念でした。
 東宝らしいキャストは豪華だしポリティカルフィクションとして面白そうな設定だっただけに少し残念な気持ちな映画でした。
uuu

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3.6
雪原で交わる赤い血と青い血。このシーンを撮るためにシナリオが構成されてるんじゃないかと邪推しちゃうけど、すげー面白い。

VFXがなくてもSFは撮れる。
otom

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3.7
監督 岡本喜八、脚本 倉本聰と云う変な組み合わせの社会派SF超大作。巨匠2人が組んだだけあって、話の筋も見せ方も一級品ではある。この頃の倉本聰は北の国からしかり、やたらとUFO絡みのがやりたかったのでしょうねと云う印象。幸薄な竹下景子はやっぱり可愛い。
卯之助

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3.3
ドン・シーゲルのボディ・スナッチャーみたいな。天本英世と岸田森が並んで歩く姿がカッコよすぎるけどcharの歌うブルークリスマスが耳に残る。
「前略おふくろ様」や「大都会」の再放送で倉本フリークだった頃に見たのでキネ旬の読者投票で1位にして送った覚えがあるが再見するとそれほどじゃない。ただこの頃の竹下景子は可愛い。
各社1本立大作風の映画を作り出した頃の作品だが岐阜東宝では『祭りの準備』と2本立で竹下景子大会になっていた。
『肉弾』と2本立で大谷直子大会の地方もあったのだろうか?
20180121 #16
どーだ、NYロケしたんだぜ、すごいだろー、と当時はドヤ顔だったんだろうね
kurage

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3.8
時代の変化を感じさせながら、時代を越える普遍的なテーマを描いている。
未来を暗示するような内容に背筋がぞぞっと。
その怖れの対象は、血なのか、智なのか。
名監督と大作家、珠玉の珍作❗️
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