かっこいい。
ブラックスプロイテイションって言われるのがもったいない。
普通にネオノワールとして取り上げられてもいいレベルの映画だと思うけど、そうならないのはアメリカにはまだまだ差別があるからだと思う。
主人公の探偵シャフトもかっこいいけど、仲間や警察、ギャングたちが住む世界全体の雰囲気がかっこよくて、浸れる。
街の撮り方もかっこいいし、そこに乗っかるセリフもいかにも犯罪映画っぽくてかっこいい。
監督のゴードンパークスを調べると40年代から活躍したフォトジャーナリストらしい。
貧困や市民権運動を主題にアフリカ系アメリカ人の実情を雑誌LIFE等を通じ報道していた。
この映画はアクションや音楽など商業的に必要なものを武器にした、彼らなりのジャーナリズムでもある。