ペパーミント・キャンディーのsaeriのレビュー・感想・評価

あの時こうしていれば…
死に際に近くなった時に誰しも考えるのではないか？
確かにこの男は善人とは呼べないし、どちらかと言えばクズの部類かも知れない

でもそうなってしまった出来事がこの男の歴史の節目節目にあり「ああ、だから今これなのね」ってある程度は納得がいくし、自分を重ねやすい

さすがにここまでは極端かもだけど、ラストの男の心情を思うとやっぱり切ないし、まさに「走馬灯」とはこのことだなと思うと同時に、残りの人生は後悔しない生き方をしたいなと考えさせられる映画だった