社会から取り残された退役軍人がその過去に囚われ、孤立していく。走馬灯のように現代から過去へ、人生の浮き沈みを描きながらラスト(破滅)に向かっていく一人の男を描いた作品。
過去に囚われて今の境遇に…
時系列バラバラ系なので、初見で汲み取りきれなかった点も多く、もう1度観たい…!
統制する側であるものの、国家権力の歯車として、消費されてしまう悲しい主人公。でもその悲しさ、可哀想さだけでなく、彼…
自らが壊してしまった家族との生活、警察官として加担した拷問、兵士として臨んだ光州事件。人間が壊れていく様を、最悪の現在から純粋だった過去へと遡る形で描く手法が斬新で、引き込まれました。また、互いに惹…
>>続きを読む光州事件での原体験トラウマ
軍隊→警察→経営者
と職を変えていった主人公
韓国の歴史と連動する形で、冒頭の列車轢死自殺シーンから20年前の人生が振り返られる
電車の線路を走る主観ショットが象徴…
恥ずかしながら映画では結末から遡ってくタイプの作品を初めて観たので(覚えてないだけかも)、引き出しが増えた。
同じ構成の作品はほかにもあると思うけど、余計な語りが少ないからか、かなり強く「どうして…
アレックスのような構成で救いがないのも同じ(こっちが先か?)
別作品でもほぼ必ず書いているがやっぱり韓国映画の中で降る雨って特別に感じるんだよな
全体的にちょっと粗っぽいというか切ないんだけどうーん…
心優しくて真っ直ぐな青年が、時代や環境に揉まれてぐでんぐでんになって、哀しみのやり場のないままに壊れてしまう。
めちゃめちゃ感動とか共感できる映画、というわけではないけど、この映画のことを今後の人…