このレビューはネタバレを含みます
自分が壊れてしまった凡そ20年前の体験を精算するように自死するキムのシーンに始まる、一直線に過去に遡っていく映画の作りというのが、キムが「ヤバい奴」ではなく「ヤバくなってしまった奴」であることを演出…
>>続きを読む『The Moon』が観たいな、と思ってて。
そしたらソルギョングのことが気になり始め、彼をちゃんと認識して観たのはこれが初めてか。
これはこれで前から気になってて。
タイトルとビジュアルが合って…
今まで観た映画の中でも、かなり胸に突き刺さる作品。
軍事政権下を描いた映画は、ずっと市民や学生側の視点から観ていたけど、軍の隊員としてこんな風に苦しみながら任務にあたった人間も沢山いただろうと思う…
1987やタクシー運転手とかを見てると、
拷問を受ける側、闘う側の目線しか持ってなかったけど、
拷問をする側、アカとみなした人を捕まえる側がどんな人たちなのか、全部が全部最初から悪者だったわけじゃな…
このレビューはネタバレを含みます
これが名作なのはなんとなくわかるけどそんなにか?!と思ってしまった
期待値上げすぎたか
大きく言えば国に狂わされた男の話
本当は花の美しさもわかっていて、
カメラマンが夢で…
光州事件から人殺し…
時系列の組み替えによって引き起こす感動。何気ないやり取りにドラマチックな価値を与えてしまう、ラストを最初に持ってくることで日常の全ての行動が尊いものになるし、今この瞬間も未来に繋がっているというバタ…
>>続きを読む仲間の兵士の流れ弾に足を撃たれた痛みが、スニムに似た女の子に撃ってしまった痛みがずっとずっと文字通り引きずっている。
スクリーンに映る衣装や壁紙はペパーミントキャンディー色。
分岐点がない線路は…
この繊細そうな花を愛でる青年が送るその後の20年を思うとやりきれない気持ちになる
あのいきなり宴会の席に乱入して訓練みたいなのおっ始めるシーンの痛々しさね…あの時に完全に線路のポイントが切り替わった…