MiYA

腑抜けども、悲しみの愛を見せろのMiYAのレビュー・感想・評価

3.3
久々の視聴。以前はチャットモンチー目当てで見たんだったな。

佐藤江梨子演じる主人公のキャラがとにかく強烈。自意識過剰で自信満々、そんな自分がうだつが上がらないのは田舎と家族にせいだと他責的な態度も一貫。彼女の兄(永瀬正敏)も兄嫁(永作ひろみ)、妹(佐津川愛美)もかなり戯画化されたキャラで、トゥマッチな世界観はなかなかしんどいものがあります。

それだけに、姉が出し続けた手紙の顛末が明かされるラストの展開は溜飲が下がる思いでした(妹のバイト先の謎という伏線が効いていますね)

そしてエンドロールで流れるチャットモンチーの「世界が終わる夜に」があまりに名曲ゆえに、さらに溜飲が下がりました。ふー。

BS松竹東急「よる8銀座シネマ」にて。
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