おっくん

麦秋のおっくんのレビュー・感想・評価

麦秋(1951年製作の映画)
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小津作品3部作の内の1作を観てみた。

テーマは「結婚」だったが、その戦後間もない頃の男女のそれぞれの結婚観と共に、その作品の中で生きている様な感覚になった。
現在、結婚をしないで、海外でもあるようなパートナーとしての男女の形を取ろうとする流れもあり、自分自身も現時点では、結婚が肌感覚として持てないのが改めて気づけた。
それはこの選択肢の多い世の中で、そういったジェンダーとか、社会の中での男女の役割とかあり方が大きく変わって来ているが所以でもあるし、それはその時代ごとの時代が個々人での意識が変わるのが分かり、非常に勉強になった。

でも恋愛観とかの面では、決められたお見合いとかの結婚じゃなくて、身近にいた人が実は心惹かれる相手であったのに気づき、その人と結ばれ、家族からも最初は反対があれど、最後は晴れやかに送り出してくれる、そういった家族愛が感じれたのには、とても心揺さぶられた。

…というようにツラツラとクサイことばかり書いてきたけど、ぶっちゃけ、僕は結婚以前にまずは彼女が欲しいです笑
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