小津安二郎「麦秋」(1951)
「東京物語」がすこぶるよかったので次はこちらをみた。
ほとんど何も起こらないが、とある台詞で物事が動き出す。
戦死した紀子の兄の不在がずっと漂っていて、ストーリー全…
面白い。
でもどうして面白いか今表現する語彙を見つけることが出来ないでいる。
問題が問題を呼び込むようなドミノ倒しはない。ずっとノリコの「結婚する気はない」という問題が延々と続くのみである。終盤に…
小津安二郎の傑作、映画鑑賞事業とかでなんと小津安二郎3本立て450円でした。さすがに3本はむりで午後から2本鑑賞。小津作品は、テレビで少し観たことがあったのだけど、何故こんなに支持されているのだろう…
>>続きを読む個人的小津作品の中での最高傑作。
横顔の定点カットがこの頃から既に完成されているものとして伺える。加えて、演者が示す表情や台詞もユーモラスかつ繊細。終盤の「幸せでした」にどれだけの感情が含まれてい…
このままなのかなと思うと同時に、いつか来るであろう未来を頭の片隅で予感するものなのかもしれない。
それぞれの繊細な心の機微、神妙さ、一つの家族の形が終わりを告げる瞬間を待つ儚さが、切なくも温かく感…
全ショット良いんだけど、時々えー!?って笑っちゃうくらい美しい、とくに食卓とか人がいなくなった空間が艶めいている
空間の隔たった人物たちを同じ動作で繋いだり、2つの食パンと子どもたちを重なるように連…
ある人曰く、日本映画の最高傑作だという。この映画が邦画史上1番面白いらしい。自分は『晩春』だと今のままだと思う。小津監督の作品はどれも引き込まれてしまう。
最近気づいたことがある。自分の家には家族…