momo

麦秋のmomoのネタバレレビュー・内容・結末

麦秋(1951年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

紀子三部作、ニ作品目。結婚適齢期の紀子のお話。28歳で売れ残りと言われ、30歳を過ぎても働いてる女性がまだ少なかった時代。現代の人がこの時代行ったら肩身狭いやろうな。私も含め。
選べる立場にないとして40歳男性との縁談を勧められる紀子。そんな中、張本人の紀子は結婚に対し微塵も焦らない様子。紀子と周りの人々見ていると時代の移り変わりが顕著。女性の自立に拍車がかかっている。
戦死した兄の友人だった矢部との縁談。旦那側の母と、紀子で勝手に結婚を決めてしまうなんて、そんなことって今では考えられない。最終的に紀子は、矢部の転勤先の秋田に着いて行き家族はそれぞれの道に別れる。

この先もこうやって少しずつ固定概念が変わっていくんやろうか。既婚者の友達と混ざって会話する時の「だって、ねえ?」の女友達とのやりとりが可愛くて、好き。
momo

momo