れんげ

麦秋のれんげのレビュー・感想・評価

麦秋(1951年製作の映画)
5.0
確かNHKでのOAで観たのが最初。
それから秋、お正月のころにみたくなる映画。
小津×原節子映画で一番好きかも。

眠っている子供たちに隠れて大人たちがショートケーキを食べるシーンとか遅く帰宅した原節子が沢庵でお茶漬けをさらさらと食べるシーンが大好き。意図したものかはわからないけれどあの時代をうまく象徴しているし。

今よりももっともっと女性が自分の価値観で結婚するのは難しかったのに、原節子が自分の判断で相手を選び自分の未来や幸せを手にしたところ、それを映画で描いたところ。既成の概念に囚われないところ。今みてもラストはあたたかい気持ちになれる。

今のところ日本映画の中で一番!
れんげ

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