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切なく、でもあたたかい。きっとこれが家族の形。
晩春よりも、紀子以外の家族の気持ちも映し出されている作品。
2018.07.01
紀子の結婚を陰ながら色々と気にする家族たち。そんな中勝手に決めてしまった紀子。家族が首をうなだれる気持ちもわかるし、紀子の「近すぎて見えてなかった」「この人なら安心できると思った」「好きとか嫌いとかじゃない」気持ちもすごく分かる。
今のままでいられたら幸せだけど、いつか結婚して、また新しい家族の形になる。そういう人間の輪廻。切ない。
子供達もイキイキしている。小津らしいユーモアもあって好きだ。
角川シネマに展示されていた新聞？のような記事で知ったのだが、
紀子が買ってきたというショートケーキは、銀座の店で注文をして作らせたらしい。生クリームの代わりにバタークリーム、いちごの代わりに桜桃？だそう。
900円と言うが、本当のところもっとしたらしい。
