ちはな

海洋天堂のちはなのレビュー・感想・評価

海洋天堂(2010年製作の映画)
4.6
『平凡にして 偉大なる 全ての父 母に捧ぐ』

久しぶりに 泣きが入りました(*꒦ິ⌓꒦ີ)
ジェット・リー といえば アクションしか思いつかない
しかも 彼の作品は多分1本も観た事がない
そんな私が出会った最初のリーさん
素敵すぎる 枯れてるおじさん(失礼なっ)なのに
普通のお父さんの役で アクションのアの字も感じさせません
しかも ノーギャラでの出演だそう

妻を早くに亡くし 21歳になった自閉症の息子ターフーとの父子家庭
しかも父は末期癌で余命わずか
着替えも1人で出来ないような息子を残して死ぬなんて…
つーことで いろいろ悩むわけです

最初の場面 ボートに乗ってる二人のシーンなのですが『?!』ってなる
実際 自分の子供に障害があったら
親の心情として「この子より 1秒でも長くいきたい」って思んうだろう

リーさんが 本当に素敵なお父さんで かえって辛い
ありのままの息子を受け入れつつ 彼の行く末を考えながら 常に愛情を持って接してる
傍から見れば 馬鹿げた事もターフーにとっては生きていく力になる

彼等親子と関わる人達が いい人でなんだか希望が持てる終わり方も泣けます
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