どんちゃん

海洋天堂のどんちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

海洋天堂(2010年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ジェット・リーが脚本に惚れ込んでノーギャラで!出演した作品。この脚本を見たら演じたくなる気持ちはよくわかる。
冒頭からいきなり心中のシーンで切羽詰まった状況を嫌でも知らされる。そして序盤、自閉症の息子を育てるシングルファーザーの苦悩を淡々と描く。そこへきて父親が余命三ヶ月の末期ガンが発覚…もうダメ、観てるこっちは耐えられない…涙。
ここから父親は自閉症の息子が一人でも生きていけるようにゆっくり確実に大切な事を教えていく。彼の人徳であろう、周りの人達が凄く良い人でいろんな面で助けてくれる。
たとえ父親が死んでしまって居なくなってしまっても、父親の大きな大きな愛に包まれて彼は生きていく。ゆっくりと確実に父親に教えてもらった事をやり、素敵な人達に囲まれながら。
ラストに出る素敵な一文「平凡にして偉大なすべての父と母に捧ぐ」。大泣きしちゃいました。

愛を受けて生きる事がどれだけ素晴らしくどれだけ幸せな事か…しっかりと感謝して生きていこうと思いました。
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