青スタで紹介され、期末レポートのために鑑賞しました。
1934年のニュルンベルクにおけるナチ党大会の記録映画でありナチスプロパガンダ映画の烙印です。研究目的以外の上映はタブーらしい。
いやぁ恐ろしいほど見れる見れる。かなり危険な映画です。
本物の天才レニ・リーフェンシュタール
そもそもニュルンベルクという都市に魅力がありすぎる。是非是非行ってみたい🇩🇪
雲海の果ての空撮にまず圧倒。
莫大な数のレールによる移動撮影。大会会場に一体いくつのレールが設置されているのだろうか、演説するヒトラーの周りもカメラが移動する始末。映像がものすごくかっこいい。
莫大な数のカメラ(前方の旗竿には撮影用のエレベーターまで設置してあるらしい)。演説者、歓喜する大衆(これも一体感が半端ない🙋♂️)、会場全体(シュペーアによる会場の建築もまじでカッコいい)の躍動的なモンタージュと画面構成に圧倒されてしまう。
他のニュース映画や記録映画とは異なり、ナレーションが無い。ゆえにこの映像の暗示力は言葉よりも遥かに強い。
確かにレニの言う通り、演説の内容は雇用創出と平和がメイン、反ユダヤや人種論は登場しない。でもあの時代にこんなものを見せられてはねぇ、、、🥺
木曜2限の文学史B、めちゃめちゃ面白かったですわ。