意志の勝利の作品情報・感想・評価

「意志の勝利」に投稿された感想・評価

凄く引き込まれた。
ショット一つとっても芸術的なカッコ良さを感じた。
誰しもナチスの歴史に一度はハマる

雲海の果てにニュルンベルクが現れるあのシーンが中学生の俺の心をどれだけ打ったことか

レニは天才
9本目
https://youtu.be/F6BRPnEvbRM
作品としての質が高いドキュメンタリー

1934年当時のドイツ国民、ヒトラー及び党幹部の人間などをまじまじと見ることができます。

ドキュメンタリーだけど写し方に工夫があって飽きません。
ヒトラーを讃える国民の姿しか映していませんが、文字で知る事実と映像で目の当たりにするのとではまた違うので、見ることに価値ある作品だと思う。


以下、個人的感想。
ヒトラーがどれだけすごい人間なのか期待して演説部分を見てましたが、とてつもない群衆のエネルギーを集中させ躾けて、先導する必死な姿が見れて、この人も人間なんだと安心した。学習作品。
レニ・リーフェンシュタール監督作品。
1934年、ニュルンベルグで行われたナチス党の第6回全国大会を記録したドキュメンタリー。

全国大会のため、人の規模がすごい。ヒトラーが街を通るのを、大勢の人が出迎えている。子どもの笑顔を映したショットが多かった。
ヒトラーユーゲント等の若い兵士達の顔をアップで捉える。凛々しい顔立ちをしており、こちらに訴えるものがある。もちろんヒトラーの顔のアップも多い。

ニュルンベルグの街の美しさ、そして多くのナチスの旗がはためいているので、カラーで観たら、また面白いだろうなって思った。
最後の党大会終了の挨拶をする前に、ヒトラー達幹部が歩くのを、真上から映すシーンがかっこ良かった。
行進と演説シーンがほとんどを占めるので、さすがに飽きが来る。
saodake

saodakeの感想・評価

4.5
確かにこれは危険な作品。
ナチスがとてつもなくかっこよく撮影されている。
中盤に登場する、大広場に何千何万といる兵士の中をヒトラーが歩く場面は壮観としか言いようがない。
街なかを軍隊が行進する映像も構図が巧みで監督の技量の凄さを何度も感じた。
リーフェンシュタールは美しさを追求したらしいがそれは間違いないね。
ナチスの偉大さ、美しさはびんびん感じるからプロパガンダとしては大変な傑作だと思う。
こっ、これは、凄かった。
この監督さんのレニ・リーフェンシュタールという人はもともとは女優兼モデル、というかダンサーだった。で、何を思ったのかヒトラー本人がこの人に監督を頼んだそう。タイトル名はヒトラーが命名し、映画の内容は一切口出しせず、全て制作はレニーで行ったとの事。それはそうとして、この女性監督はマジものの天才だったような気がする。演出とカメラワークがもう異次元で、当時のハリウッドのオスカー作品など比べ物にならない。
これ、後世の映画界にも大きな影響を与えている。チャップリンの「独裁者」はこれが元だったのか。「戦争のはらわた」や「インディー・ジョーンズ」でも同じシーンがあるし、ヒトラーの観衆を煽る演出や演説のやり方は、戦後世界中の政治家や団体に影響を与えたと思う。アーティストでもミック・ジャガーをはじめ、数多くの有名ミュージシャンがこの映画を参考にしたというし、日本でも三色旗の某宗教もこれを真似ている。
演説中や更新のカメラの追い方も凄くて、プロモ映像などの基礎的なこともこれが教科書になっていると思う。あとプロバガンダとはいえあんな大がかりな演出は度肝を抜かれるし、あの空撮映像は当時は革新的で、現代のハリウッド大作にも引けを取らないほどの迫力だった。

偏向プロバガンダだからダメな映画とかいう発想で済ますのは簡単かもしれないが、革新的な作品には昔から常にプロバガンダが纏わりつくというのも面白いものだ。まあ本国ドイツでは今でも上映禁止なのだそうだが。
飯

飯の感想・評価

-
極端な悪の上に造られた極端な美。

全体主義に宗教の神聖とロックのセクシーを込めて、
そして、民衆を肉挽き機にーーー!

意志の勝利は恐怖の勝利。


(今でも中国で実演中ですけれど(^-^)
莫大な金のかかったプロパガンダ映画。行進を背面から俯角で追うカットと、そのシーンの音楽がよかった。最後の演説いちばん気合入っててドイツ語の響きもよかった。言ってることはまあ、トランプとか日本のクソ保守とあんまり変わらないので驚くこともなかった。むしろヒトラーの方が嘘ついてないだけマシ?「私達に従うことを身につけてくれ。君たちが忠実であるならば、我々も君たちに尽くすだろう」だってさ。
よくもまあ、あんな数の旗🚩作ったよね。あれ作る人どういう気持ちでやってたんだろう。赤色をぜひカラー化映像で観たい。
均整のとれた美しい映像であると同時に
意識的な印象操作、要するに視覚的演出によるヒトラーのカリスマ的な権力誇示がなされている

①多用される顔のクロス・アップ
国民とヒトラーは対比的に映される
国民: 笑みを見せるor歓喜 または演説を真摯に聞く従順さなどの表情を通じ礼讃が強調
ヒトラー: 凛々しく険しい表情 時折見せる微笑 二項対立の中でのカリスマ化が窺える

②ドイツ労働者党の栄光の暗示
大衆の熱気に包まれ党大会へと向かうヒトラーが、車上からジークハイルをぶちかますシークエンスから始まる今作では輝く太陽(栄光のイメージ)、前方へと進みゆくカットが多用される。ラストシーンの党大会を締めくくるスピーチではナチズムの永続性と歴史的な正当性を表すが、それも歴史の中の一時点に過ぎないことは明白だ

その他神格化のための《視覚的》演出 
一 シンボルマーク(鉤十字)の作成、敷衍
二 歓喜する大衆の層(もちろんエキストラではないためリアリティが強い)と繰り出される無数のジークハイルの迫力の圧倒性 そしてその統一性(彼らは一つの民族として服、動きを揃えられ、集団規範に染まりやすくなっている)
三 物理的な立ち位置(高さ)により、ヒトラーは民衆の上に立つ存在であることが示される
四 神秘的な儀式の開催 暗闇の中、燃え盛る炎や光る花火の前で人々は暗示を受ける
五 孤高さ ヒトラー/大衆の二項対立を強調するための舞台セットやポジション 例.党大会で幅の広い道を2人の部下を従えて歩くヒトラーのシンメトリー・カット

リーフェンシュタールは連作オリンピアにも見られるように、主に肉体(この作品では特に笑顔の親衛隊の豊かな筋肉が印象的)とカットの均整にフォーカスを当てた視覚演出のこだわりが強い。彼女は戦後この作品を「政治的プロパガンダよりも美を追求した」と述べていることからも窺える。そしてこれほどの完成度にも関わらず一発撮りであることにも驚かされる。

神格化のための《聴覚的》演出
一 部下による情熱的な持ち上げの言葉(具体的な中身よりもそのインパクトが重視される)そのため全編にわたり演劇的要素が強い
二 急な大声や大きな身振りでスピーチに緩急をつけ、圧倒するとともに引き込ませる
三 聴衆の割れるような大喝采 思わずたじろいでしまうほど…
四 繰り返されるファンファーレによる意識鼓舞
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