意志の勝利の作品情報・感想・評価

「意志の勝利」に投稿された感想・評価

ケイゴ

ケイゴの感想・評価

3.5
ナチのプロパガンダ映画。統制された圧倒的なマスシーンの俯瞰ショット。ヒトラーに熱狂する1934年当時のドイツ国民。もし自分が当事者だったならヒトラーに魅了されその後共に悪を担ってしまった彼らに対して異を唱えることができたのだろうか、正直自信はない。
ナチスのプロパガンダ映画で戦後評価は一転するが、当時は"映像美"が評価されたとのこと。
まず一つ、光をバックに現れる無数の人影、光なき黒の中の炎、黒と混じり合う白煙?、などモノクロに映える美があると思う。
もう一点は、構図で生まれる秩序という美があると思う。大勢の人の敬礼、軍隊の行進、それに集まり道路脇をなす人々、卍旗の規則的動き、等間隔にある演奏楽器、など。
それらが遠近法的構図の消失点(ヒトラー、ナチ党のシンボルマーク卍)に向かっていく一体感を生み出す、これは無意識レベルに働くかもしれない、民族の統一。これは純粋に美的な価値があり、だからこそ非常にうまいプロパガンダ映画として機能したことがうなづける。
8bit

8bitの感想・評価

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よくハリウッド大作とかで米軍が活躍する映画だったりすると、「アメリカ万歳のプロパガンダ映画だ!」とか揶揄されたりするけどさ、
いやいやいや、ホンモノを観てから言ってちょうだいな。

正真正銘のプロパガンダ映画がこれですよ。
レニ・リーフェンシュタールによる超絶手腕の撮影によって、ヒトラーが民衆を魅了・扇動してゆく様がとんでもない迫力と熱量で記録されています。
背筋が凍るような圧巻の演説とヒトラーの眼光。あの鋭い目つきで睨まれたなら、人によっては心を根こそぎ持っていかれるかもしれません。
まるで交響曲を聴いているかのように見入ってしまうのです。
今となっては歴史の記録として一歩引いた目線で観れるから良いのですが、リアルタイムでこんな映像見せられたらどうなっていたかわかりません…お~怖。

歓喜に満ちた表情でナチス式敬礼を繰り返す民衆たちをみていると、言葉を失います。

こんなもの、スコアつけられるわけがない!笑
智

智の感想・評価

3.8
時代を考えると本当にすごい映画だと思う。勉強して知っていることを実際に見られたので大変貴重だった。(演説の特徴とか。やはりうまい。)それにしてもヒトラーのカリスマ性は本物だったんだと思うと同時に、自分のチョロさにあ然、、、危ない、、、何も体験してない現代人がかつて同調した人たちを批判できるわけないし、なにより無知は危険であり罪、勉強します。
撮られた年代を考えると、マスメディアの大衆に対する効果は絶大だっただろうね。
それにいち早く目をつけたのはリーダーの素質はあったんだろうな、
まぁスコアつけられないよね笑
炒飯

炒飯の感想・評価

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ヒトラーは下からのカメラワークがお気に入りっぽい
てぃだ

てぃだの感想・評価

4.2
作られた意図はとりあえずおいといて、やっぱすげぇよヒトラーは。で、リーフェンシュタールもほんとにかわいそうだよ。ヒトラーに目をつけられなきゃもっといい意味で名監督として名を残せただろうにさ。
natsuno

natsunoの感想・評価

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大衆とヒトラーをみせてくれる1935年のプロパガンダ映画

観るものを飽きさせないカットの多さがすごい、きっとすごい数のカメラとスタッフがいるんだろう。そのぶん一つ一つのカメラワークはシンプルそう。スターウォーズとか宇宙で戦う系映画はきっとここから多くの発想得ていると思う。

レニ リーフェンシュタールって女性なんだ。どんな人生を歩んだんだろう
レニ・リーフェンシュタールの
ナチスのプロパガンダ映画。
プロパガンダ映像のお手本的な映画。
この映画を観て何万という少年少女達が
ナチスに入隊した。
いまでも“芸術無罪”に関する議論は盛んですが、そうした議論を見るたびに思いだすのはリーフェンシュタール。彼女は“ナチスの協力者”と批判を浴びつづけましたが、インタヴューなどでは、あくまで芸術のために撮ったという主張を貫いている。正直、映画監督としての際立った個性を持っているとは感じないけど、彼女の人生にはとても興味がある。
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