スギノイチ

黒い雨のスギノイチのレビュー・感想・評価

黒い雨(1989年製作の映画)
3.3
題材が題材なので当然だが、性と生を描いてきた今村映画において、最も人死が多い映画だろう。
不思議なもので、原爆投下直後の地獄絵図を除くと、いつもの”クソリアリズム”はむしろ鳴りを潜める。
これ以降、憑き物が落ちたような映画を静かに撮っていく今村の最後の力作。

全くキャンディーズ世代ではないので、田中好子と聞くと真っ先にこの映画が思い浮かぶ。
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