日常を作るのが人間で、それを壊すのも人間。平凡な日常が終わるのは死ぬ時。それを淡々と思う。
けれど、人間自体は子供を作って生き延びる。つまり日常自体、終わらない。願うのは簡単な幸福。それは地の果て…
過去鑑賞。
井伏鱒二の原作『黒い雨』をあえてモノクロで映画化。
原爆投下後の悲惨さ、後々まで続く苦しみは伝わってくる。
が、田中好子演じる主人公のひたすら耐え忍ぶキャラはちょっと美化しすぎだし、意…
今村昌平監督らしさより、ひょもすると熊井啓監督作品なんじゃかいかな?と勘違いするほど今村作品らしからぬものを感じた。
とはいえ今村監督らしい殺気がちらほらと。
我が国は世界で最初に核攻撃を受けた国…
撮影監督の川又昂さんがすごい。
白黒映画だということもあり、光と影のコントラストがとても綺麗だったし、メッセージ性と強く繋がっている絵だった。
今村監督は民俗学にも興味があったそうで、街並みも家屋…
📀戦争・ドラマ
監督・脚本:今村昌平
原爆による黒い雨を浴びたために人生を狂わせられてしまった女性・矢須子と、それを暖かく見守る叔父夫婦とのふれあいを描くドラマ。
昭和20年8月6日14分30秒…
巨匠・今村昌平監督作品。
もう生産してないので友人宅で観せてもらった。
世界唯一の被爆国、日本でしか創れない作品。反戦映画と言うより反核映画だと思った。
広島での被爆の二次災害を描いた作品。
スーち…
被爆者が描いた絵でよく見られる焼け爛れた手の皮膚をぶら下げたまま彷徨う人々の描写が恐ろしかったのと同時に、これほどの表現も現実に比べればまだ甘い方なのだろうと感じた。
悠一の特攻フラッシュバックの…
原爆の被害と戦後にも続く人々の苦しみを描いた作品。
目を背けたくなるようなリアリティのある、広島の被害や死にゆく人々。
PTSDについて描かれているのに驚いた。症状もリアリティがあり、戦争の爪痕を…