NHK BSにて鑑賞。時間の長さを感じさせない映画でした。コストダウンが招いた惨劇。奇しくもオープンセレモニーで起こった大火災。あれだけ大きいビルディングだと火事が起こっていても階数によっては気づけないし、目に見えないから信じようとしないものなんですね。70年代の閉塞感というか、これまでの経済的繁栄は虚構だと、人間の営みを犠牲にしてきた結果なんだと言われているような感じがしました。この映画から47年経った今、技術は進んでも益々、生きづらくなっているのかもと考えてしまいました。今となっては火災どころか同時多発テロが起きた現代。エンタメだけでは終わらない、いい映画でした。
