「母の旅路」
初見した本作は大傑作のメロドラマ…裕福な人妻が不倫をした事により義母に仕打を受ける。これ程 胸抉られる感動も稀で単なる運命の悪戯で片付けられる悲劇では無い。原題はマダムXで本当に素晴らしい映画だ。66年の作品でまだアメリカンニューシネマ時代に突入する寸前の名作と言える。 このマダムXは29年と37年版と他にも製作されているらしい。何はともあれ66年版の本作の人妻を演じたMGMの看板女優として有名なラナ・ターナーの存在が大きいと思う。その前の2作はまだ未見だがこのラナ版の母の旅路(マダムX)は大傑作と言える。ハリウッド伝統の王道なメロドラマだが非常に僕は評価する。