ハラダユウキ

八月の鯨のハラダユウキのレビュー・感想・評価

八月の鯨(1987年製作の映画)
5.0
こうやって鯨を見つけてたいって幻影。
老後も映画を観て酒を飲んで口説いてたい、夏くらいは。って考え過ぎだ。
けど理想(鯨)を追い求めること。

この世は大切な役目だらけ。
感受性が合致する人のところにいきたいし、そんな相手が増えればいいな。
鯨が季節を変えてくれる、んならまだ秋だ。
花選びと魚捌きを勉強できればまた夏がくる。


テイシャの言う
"面倒を乗り越える、それが人生よ"
"人生には笑いが一番"
きっと、きっと、人生は楽しい。
情熱と真理があれば生きていける。


'これだから女はわからん'とボヤく、神様がお作りになった中で1番うるさい男に窓をつけてもらう。生きるためには世渡りの才覚は必要。

写真と違って記憶は色褪せない。
"こんな時間だわ、寝なくっちゃ"
と時計なんて見ずに言える人生を。



浮き草だが沈みはしない自由、なんてロマンチストなんだか。

永遠に減らない宝、楽しい夜を過ごせたから、いつでもお迎えを。

夜の間に解かせぬほどの夢の続きを、鯨が見えるまで。
何も期待せず、シャンパンで頭痛の日々を。
パリよりも生まれ育った故郷で、その名の間、変えれれば。