"This is where I live. This is me."
"i don't know my way home"
"That's Okay. I don't either."
これらの台詞から、『バートン・フィンク』のように象徴主義的な方法を用いた映画だと解釈した。
家は主人公の心そのもの。人物たちは彼の心にある様々な側面のシンボルではないか。
視覚的な点では、青い霧とチンダル現象、闇に浮かぶ古色蒼然とした邸宅が絵画的で印象深い。
サム・メンデスは『スカイフォール』を作る際、この作品を意識したのだろうか。
コーンウォールの田舎DQNたちが人の家 = 心を嬉々として破壊する様子は同年の『時計仕掛けのオレンジ』みたい。
今作のポスター写真やテーマをオマージュした『冷たい熱帯魚』もダメ中年の暴力への覚醒を描いていて併せて観るとグー。
愛車のトライアンフ・スタッグも薄汚れてるけどカッチョいい!