オオイタ

わらの犬のオオイタのレビュー・感想・評価

わらの犬(1971年製作の映画)
5.0
暴力と性が共存する映画がやはりわかりやすい意味でのアウトサイド映画というものであるし、多くの人は反論しないと思う。しかしこの映画はストーリーの巧みさによりアウトサイド的な側面はもちろん人間が抱える集団心理の恐怖、夫婦関係の緊張感という普遍的テーマを鮮やかに描いている。特に主演のダスティン・ホフマンの最後に狂うシーンは後の映画に多大な影響を与えたような気がしてならない。
この時代の映画はやれる限りの表現力でどこまでやれるかという感じがしてとても魅力的に見えるし、ずっと古びない魔力を感じる。
オオイタ

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