あでゆ

わらの犬のあでゆのレビュー・感想・評価

わらの犬(1971年製作の映画)
3.9
イギリスの片田舎に越して来た学者夫婦。暴力を否定する夫は周囲の仕打ちにもひたすら耐え続けるが、ある夜、かくまった精神薄弱者に牙をむく村人相手に遂にその怒りを爆発させる。

前情報を知らずに、『冷たい熱帯魚』のメインビジュアルの元ネタだという知識しかない状態で観て、えげつないNTRものだったのでかなり精神的に削られた。

時代なんだろうけど、田舎の村だからこそ女性が完膚なきまでに「無能なセックスシンボル」として扱われていて、強くてちんこのでかい男に女は集まるといった感覚が村に蔓延していることが自然にわかるのがすごい。

だからこそ、嫁さんが即堕ち4コマでちんこ入れられた瞬間に求めてしまうところとか、パーティ中に挟まるフラッシュバックとか、家襲われてるのに旦那よりも元カレの方に行きたくなってしまうところとかなかなか辛いものがある。

ダスティン・ホフマンが見た目からなにからすごく自分に似ていて、奥さんがちょっとわがままなところとかも、すごくあるあるな光景だと感じた。
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