みやっち

赤ひげのみやっちのレビュー・感想・評価

赤ひげ(1965年製作の映画)
4.5
約3時間の作品ですが、何でしょうこの説得力は。

白黒で画質も荒いのに三船敏郎、加山雄三をはじめ役者たちの演技の中にあるリアリティには想像以上の魅力があります。

死人の匂い、胃がギュッとする悲嘆ささえ感じられそうな演技。すべての黒澤明作品を見たわけではないですが、役者、セット、演出も含め、なんともいえないリアリティな創作がそこにあります。

ストーリーはありがちかもしれませんが、ここまで昇華されてはぐうの音もでませんね。

邦画でも屈指の作品だと思います。
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