赤ひげの作品情報・感想・評価

「赤ひげ」に投稿された感想・評価

ふっか

ふっかの感想・評価

4.0
徐々に徐々に主人公が先生を信頼して行く姿を楽しめて、長い映画だけど全然飽きなかった。滋味深い。
ハリー

ハリーの感想・評価

4.5
「赤ひげ先生!血圧130超えると...」
「130...?」
の胡麻麦茶のCMでもお馴染みの赤ひげ。

本作は黒澤明×三船敏郎の黄金タッグの最後の作品。三船敏郎演じる無骨な医者の赤ひげの元で働くことになった若き加山雄三こと保本は初めの内はやる気がなかったが、赤ひげの診察の手腕と人柄に接するうちに、徐々に変わり始める...

3時間という大作。赤ひげの養生所に訪れる患者の半生や診察の場面を通して、赤ひげや保本、患者たちの哀歓が深く描かれている。

赤ひげの無骨な面もありながら、親身に患者を診察する様子や、貧乏人に優しく接する様子から、赤ひげが実は寛大でとても人情味のある人物だということが伝わってくる。

三船敏郎の集大成的役であり、ヒューマンドラマの傑作。
面白かった。わかりやすく、深く。黒澤明さんの作品を少しずつ見ているけど、お侍さんモノよりこっちの方が好きかも。
三船美佳が三船敏郎の娘とは信じられない。
こうき

こうきの感想・評価

3.8
医者って人の生き死にを見てるだけあって、向き合ってる人の不条理な状況を目の当たりすると見て見ぬふりなんてできないものなのかな。
やすもとさんが段々と成長?変わっていく様をしっかりと描いていて、それを導いた赤ひげの人となりは何なんだと。笑

そして、まさかのアクションも見れるとは思わなかったな。笑
人の死をもって生を見る
語らずに逝くもの
語らなければ死ねぬもの
今の世も昔もなんら変わりがないはず
当たり前だけど
人の数だけ生と死があるのだと気付かされる
作家の佐野洋子さんがこんな事を言っていた
「死の意味は自分の死ではなく他人の死なのだ」
まったくだ
サワノ

サワノの感想・評価

4.4
七人の侍以来の休憩付き映画
この映画、色々ドラマが詰まってる
保本の成長や心境変化、患者の過去、目がぎらついてたおとよの優しさ

長いけど素晴らしかった
そして子供の演技も素晴らしかった


余談だけど、女性のお手伝いさん(?)であき竹城と、たんぽぽの川村に似てる人いた笑
3110yutaro

3110yutaroの感想・評価

4.5
良い点
特に後半シーンにかけて涙することが多かった。三船敏郎の渋い演技のせいか、何気ない言葉が1つ1つ名言に聞こえてくる。全てを見通すような風格と威厳を表し、でもその奥では限りなく広い優しさを持っている赤ひげに惹かれる。
ちょうぼとおとよの仲睦まじさや彼らの境遇には涙がでてしまう。彼らの声はまさに天使のような天真爛漫な声だった。
赤ひげは医者を通して「人生」と「生命」というものをテーマに扱っていた。

悪い点
赤ひげのアクションシーンが少しリアルに感じなかった。でもスカッとするシーンではあった。
あとちょうぼが自殺するのも考えにくい。あんなに陽気な少年が希望を失うのは考えにくい。動機も曖昧だった。

ピックアップ
赤ひげ「よせ、そんな奴に触るな手が腐るぞ」「何、自分の内臓から腐っているのも分からないとは鼻まで腐ってるな」

ちょうぼ「おらは馬になりてーや、馬なら草食ってればいいからな」

加山雄三「なんですかこの野菜の腐ったような臭いは?」「あぁ貧乏の臭いですよ」

加山雄三の結婚式のシーンの妻の佇まい。そして音楽ではなく、鶯の鳴き声だけの挿入。
RyoS

RyoSの感想・評価

3.8
一人一人の演技が素晴らしい!テーマもしっかりしている。ストーリー心に訴えてくるものがある。
寿都

寿都の感想・評価

4.9
黒澤映画でいちばん好きかも。黒澤映画の魅力は、正義。「私は恥ずかしいくらい恵まれた人間だ。」こう言った視点に年一回くらいは立ち帰ることも必要だ。 悪の連鎖を断ち切ることができる人間は、恵まれた立場の人間だ。この真実から目を背けずに生きる聖人・赤ひげ先生。医療が今より遥かに無力だった時代に、身体の病の根本にある、無知と貧困、そして心の病・人々の不幸と闘う。

こまめに障子を開け換気をする描写が清々しい「江戸くらいの寒さはかえって健康にいい。」窓の格子に積った雪を、桶に入れるシーンも日本美に溢れていた。苦難に耐えた先のサービスに、癒しの笠智衆と、赤ひげ後継者の誕生。エデンの東を彷彿させる様な、苦しみの果てに気付く愛、みたいな寛容なあたたかさで包むテーマ曲。泣ける映画、No. 1。
2018-1
Moeko

Moekoの感想・評価

4.5
貧困と無知に対する戦い。

弱者が置いてきぼりにされていく社会の構図は今も変わらないように思う。
しかしこの映画に出てくる赤ひげ先生や女性たちのような人情、人間味のある関わりはどんどん希薄になり、すべてが機械的な判断で成り立っているのが今の社会。

今のような時代こそ、こういうある種人間臭い映画を見て考え直したいものです。字幕つきで・・笑
>|