駆け出しの医者が、お金が無く普通に診てもらえない病人を無償で診察する赤ひげの診療所に務めることに。
個性的なキャラが次々に登場しエピソードが繰り広げられる。
若かりし加山雄三が長嶋一茂に見えて前半はあまり入り込めず、ながら観。
長尺で休憩をはさみ、後半が面白かった。
お涙頂戴で古臭さはあるのは確か。
しかし、エバーグリーンな普遍性のあるエピソードもあった。
少しwikipediaを見てしまったが、山本周五郎が原作。
後半はドストエフスキーの「虐げられた人々」をもとにしているとのこと。
どうりで後半が印象に残るわけだ。
本来ホロリとするようなところでもニヤニヤとしてしまうようなおかしなところもあったのだが、古い演技によるものだ。
映画から学べること。
信じて心を許しても良い人がいること。
そして医療に携わるものは信じてもらえるように、人の為を思い仕事をしてほしいなと思う。