ジョウ

近松物語のジョウのレビュー・感想・評価

近松物語(1954年製作の映画)
3.7
溝口監督得意のリアリズムとは少し違ったテイストの作品。
性別だけで不貞の罪の重さが違うこと、身分の違いで恋ができないこともテーマではあるものの、おさんと茂兵衛の急転直下と、最盛期を迎えたかに見えた以春の商売の転落は「西鶴一代女」同様、諸行無常を意識したストーリーであるとも感じた。
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