面白かった
悲しい物語
70年前の作品なのでところどころ理解が追いついてないとこがあったので当時に見たかったと思える
元の事件を調べていくとより悲しさが深くなってくる
「最初で最後の人生の春をうっと…
あらゆる構造が完璧すぎるし、今に重ねてテーマを見る事も出来る最高のエンタメ作品でした。
作品の時代と作られた時代と今で(表現する方法が違うだけで)社会の在り方とそれに対する言及が全然変わってないのが…
日本版失楽園とも言える作品で、死を超越した愛としがらみからの解放と逃避行から成り立っている。
前半の磔シーンがフリと説明の役割を担っている
。男はどんなふしだらな行為をしてもお咎めなしだが、女は引…
封建時代の理不尽な道徳観に翻弄される身分違いの男女。でもハッピーエンド。
序盤の入りが良かっただけに途中で間延びしたのが残念。だが無闇にカメラを揺らしたりしないこの時代のかっちりしたカメラワークは心…
このレビューはネタバレを含みます
この時代背景だからこそ表現できる哲学的な物語に、映画ならではの時間感覚、美しい構図、痺れる音楽とが合わさり、さらなる高次の芸術性を垣間見ました。
俳優の演技も素晴らしいです。
恋によって、死を踏…
逃避行劇に愛で結ばれ散る男女.やはりどう見ても"勝手にしやがれ"に繋がる。
溝口健二監督作品。特集"大映4K映画祭"にて鑑賞、"雨月物語"がよかったので同じ溝口監督のこちらも見に行ってみた。
まず本…
木庭顕『誰のために法は生まれた』で取り上げられている題材の1つだったので鑑賞。
集団はその利益を追求するために内部の不透明さを利用して躊躇なく個人に犠牲を強いるが、個人は自分にとってかけがえのない…
巨匠・溝口健二監督による江戸時代色豊かな不倫映画。撮影、美術、セット、共に超一流の芸術品。
主演を務めた香川京子と長谷川一夫の幽玄なオーラ、というかアンモラルな関係性が際立っていて「イケナイ事をし…
色褪せないもの
失われてしまったもの
1954年 溝口健二監督作品
今から70年前の作品
脚本は近松門左衛門の『大経師昔暦』
井原西鶴の『好色五人女』の一部
二つを合体させたもの
舞台は江戸時…