近松門左衛門の『大経師昔暦』に登場するおさん・茂兵衛の悲恋物語を脚色した作品で、タイトルが似ている秋元松代の『近松心中物語』とは全く関連性がない。丹波には「おさんの里」なる観光スポットも存在し、どう…
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愛って実はけっこう単純なものなのかも。
流されもするけど、これさえあればなにも怖くないって思っちゃうし。ピュアか否かっていうのはあんまり問題じゃなく、それ(愛)が自分の中のど…
偽りの愛がいつしか真実となる逃避行。
無実だが権力を前にしたどうしようもなさがある中、周辺人物の温かみに触れる。これまで築いてきた人物像が窺える。特に主人公の父親の言動が印象に残った。
映像面で…
俯瞰で、見た気になって、あなたも明日はそこかもしれない。そんな、人生を狂わすあなたの欲と欲と。今まで縛られていたそれは止め処がない。沈んで登って、あゝなんて綺麗な表情。
恐怖か憧れか、蔑む対象なん…
京都烏丸を舞台に、大店を営む大経師の若妻と腕利きの経師職人があらぬ疑いをかけられたことに端を発する逃避行や、二人の道ならぬ恋を描く。
不義密通が死罪とされていた時代、おさんに対する茂兵衛の恋心は淡…
ゲス野郎が偉そうにのさばる。
とどまって本当のことを言い、どこまでも説明すべきところをじれったく、わがままを言う者。
観るのがつら過ぎる。
家だ、引き回しだ、主従の道だと、時代だといえ胸くそ悪い。…
長回し期待して見たらほぼなく、座敷の襖の開けしめで手前/奥、あるいは障子に映る影をつくりだすレイアウトに物々しく語らせながら進行してく感じだった。ドス黒い水。不義密通で磔にされたカップルのカットが中…
>>続きを読む不義密通が重罪とされた時代(今もある意味そうか)に、男女がすべてを捨てて愛に生きそして死ぬまでの物語。上品な語り口だけど容赦無い。当時の時代背景や人のいやらしさ身勝手さ誤解によって二人が追い詰められ…
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