このレビューはネタバレを含みます
世間体がどこまでも愛の邪魔をする映画。
実の親さえ、我が子<世間体。
まあでもだからこそ、二人の愛がいっそう美しく見えるんやろかなあ…
最後の伏線回収はまじでびびった。今まで観た映画で、一番シンプルで、それゆえ小技なく刺さる伏線回収。これが1954の映画か…
始まり方、終わり方に漂う歌舞伎感?
こういう悲恋心中ものの時代劇は初めてみたけど、主役二人が本当に「可哀想すぎて美しい」。
観終わったあと、あー、てなる…
時代的なこと…
密通しただけで富豪の家も店もお取り潰し…すごいな。
現代でそれやったら、与党も野党も一瞬で全滅するやろ笑
「親の前で捕まるなよ」って言うんやけど結局自白して目の前で息子を捕まえさせることになったお父さん、ちょっとモヤッとしましたごめんなさい。
これは言わない約束かも知れないけど…
もへえ、って、間抜けな響きやな。
2021.40