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羊のうたのbibliophageのレビュー・感想・評価

羊のうた(2001年製作の映画)
3.0
耽美で静かな作品でした。一か所を除いて、誰も笑わないのです。若かりし小栗旬さんの主演。

羊の群れに紛れた狼は、
さみしい牙で
己の身を裂く

幼い頃に母親を亡くした高城一砂(かずな)は、父親の友人である江田夫妻の育てられた。姉、千砂(ちずな)は父親に。

一砂は古い家、風鈴の音、赤い血のしたたり、赤い和服の女、かずなはこんな夢を見るようになる。一方、高校の美術室で、絵を描く八重樫葉と出会う。彼女がふとしたはずみで流した血、に惑い倒れてしまう。やがてかずな、ちずなの2人は吸血鬼である事を知る。

ちずなの腕を流れる血を、かずなが口にするシーンが妙に艶めかしい。
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