七沖

アルマゲドンの七沖のレビュー・感想・評価

アルマゲドン(1998年製作の映画)
4.0
〝集結せよ。地球最期の日、人類60億の明日はたった14人に託された。〟
20世紀末、当時のノストラダムスの大予言により終末ブームが漂うなか公開された、爆発魔マイケル・ベイ監督の超大作。

先日、職場の同僚が今年観た映画のベスト3を教えてくれた。
「3位はシンデレラ、2位はグレイテストショーマン。1位は…」
この流れで、自分は1位を予想した。わりと自信はあった。
「わかった。ララランド!」
だが返ってきた答えは予想しようもなかった。
「1位は、アルマゲドン」
「⁉︎」
あ、アルマゲドン…?この2018年というタイミング、そして3位2位の流れからは、絶対に予想できない作品名だった。

というわけで懐かしくなってしまい、復習も兼ねて10年以上ぶりに再観賞。

かつて恐竜を絶滅させた規模の隕石が地球に迫っていることを知った人類は、隕石に核爆弾を仕込んで爆破するべく、採掘のプロフェッショナルを集めて訓練し、シャトルで宇宙に打ち上げる…というストーリー。

「ねえ? 世界のどこかで私たちと同じことをしてる二人が?」
「いてほしい。彼らを救うための仕事だ」
とにかく音楽の威力が絶大で、主題歌が流れるととりあえず泣けてきてしまうのは『君の名は。』に似ている。そういえば、あっちも隕石の話だ。

リアリティよりも盛り上がりを重視したストーリー展開はいっそ清々しい。だが悔しいかな、泣ける…!
ストーリーのアラは確かにあるが、とりあえずエンタメ活劇として楽しめてしまうパワーを持っている。終盤のスペースシャトルの原始的な直し方には笑った。…だが、本作はそれでいいのだ。

なるほど同僚がベスト1と言うのも分かるエンタメ超大作だった。
七沖

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