のうこ

偽大学生ののうこのレビュー・感想・評価

偽大学生(1960年製作の映画)
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キチガイじみてる。傑作!
どれだけ努力しても、大学に落ち続け、何者にもなれずに、気が狂ってしまった男の話。ジェリー藤尾の頭が悪そうな人相も素晴らしい。若尾文子の顔が常に疲れてる。

ジェリー藤尾が大学生だと名乗れる唯一の根拠である学生服もビリビリに引き裂かれていく。
縛られたジェリー藤尾は獣のようにパンや若尾文子の手にかぶりついて、小便を缶の中にする。
ジェリー藤尾が逃げた後、残った小便缶に落ちたパン(缶の周りに小便だまりがある)を入れて持ち去るローアングルのショットやばくないか。最後ついに気が狂ったジェリー藤尾はピカピカの学生服を着て、ニヤつきながら自分の手と手を摺り合わせてる。消える若尾文子の手の傷など、手についての描写が目立つ。
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