うたひよこ

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔のうたひよこのレビュー・感想・評価

4.4
DVD
脚本【A】キャラクター【A】音楽【A】演出【A】総合【A】

『ロード・オブ・ザ・リング』が大人のファンタジーと言えるのは、詳細な設定や壮大な世界観の他に、脚本の構成が群像劇使用になっているからだと思う。
普通、ファンタジーはひとりの主人公の冒険と成長を描くが、『ロード・〜』に関しては3手に別れた仲間のストーリーを同時進行に追って行く。うまくばめんの切り替えを使って緊張感を高めさせるので、長時間の大作であるが飽きることなく見るとこができた。

1章であまり描かれていなかったキャラクターの性格も2章ではしっかりと個性をだしており、笑いのセンスも高い。場を和ませる台詞もいくつか盛り込まれていた。

クライマックスであるローハンの砦。最高の攻防を見せてくれる。予想をはるかに越える敵陣の数に、唖然とした。なんてスケールの大きな物語なのだろう。
銃弾戦ではないため弓か剣なので、肉薄のアクションを見ることができる。

イケメン勢ぞろいで目の保養である。