みち

TIME/タイムのみちのレビュー・感想・評価

TIME/タイム(2011年製作の映画)
1.1
Filmarksやってるおかげで思い出してしまったクソ映画。べつに面白くなかった映画の感想書く意味もないしそもそもそういう映画は忘れるんだけど、これはあまりに印象深くて見てから10年以上経っても覚えてた。
設定面白いのにディティールが小学生過ぎてツッコミが追いつかなくて見るの疲れるとか、高度に技術が発達した設定なのに悪玉ポリスメンの基地の機械類が90年代映画レベルのショボいセットだとか、それにしても謎のわんぱく腕相撲で寿命ゲットできるの脳筋パラダイスすぎるとか、そういうのは多分制作の都合でパーな人が権限持ってしまったとか何か事故が起こってキャストとか画が妙に良いのに内容がコレなチグハグになったんだろうなとか無理やり納得して僕はこの映画を一緒に観に行った彼女と「クソだったねー!wごめんねこの映画観たいなんて言って連れてきちゃってw」とかスタバで感想戦シバきつつ青春の1ページを刻んで終われたんだけど、問題なのは当時この映画の評価めちゃくちゃ高かったことなんだよね。
いやほんとびっくりするほど当時のスコア高くて、なんか映画評論家とかも「資本主義社会への批判映画素晴らしい」とか言ってて、まさか21世紀にもなって資本主義批判一点突破作品がウケるわけないだろう!俺は文学の存在しない世界線に来てしまったのか!?とかひたすら混乱してしまい、なにか大きな力がこの駄作を名作に仕立てようとしているのではないかと陰謀論に堕ちそうになってしまったのがとっても感慨深かったです。
それにしても本当に何だったんだろうあの異様な評価の高さ。今も謎。
冒頭で母ちゃんが登場したシーンが作品の面白さのピークでした。あれは普通に面白かったですし期待もうなぎのぼりでしたよ。ええ。
みち

みち