やっぱりカルカン

ストーカーのやっぱりカルカンのネタバレレビュー・内容・結末

ストーカー(2002年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

2021/1/12(火)テレビ東京 午後のロードショーの録画を視聴。
主人公の男性が最初に登場する女性に恋をしてストーカーになるのかと思ったら、ちょっと違うストーリーだった。予想外の展開で私は好きだし、面白いと思った。

サイはちょっと変わり者だけど根がいい人。むしろ普通に生きてるだけで周りから嫌われるような、ちょっとかわいそうで…今風に言うと「生き辛い人」や「こじらせ男子」みたいな感じ。自分が知らないだけでこんな人はたくさんいるんだろうな…などなど、人間の闇を感じる作品だった。

最初にジェイクがやっている格闘ゲームはテクモの3D対戦型格闘ゲーム『DEAD OR ALIVE2』。サイの車はトヨタ。ジェイクがほしがってるおもちゃは量産型エヴァ。一緒に作ろうと誘っているのはガンプラ。日本の製品がたくさん登場しているのが嬉しい。

ロビン・ウィリアムズの娘「ゼルダ」はゼルダの伝説から取ったもので、2014年にロビンが亡くなった後、日本のロボットアニメのフィギュアがたくさん出てきたらしく、日本のゲームやアニメが大好きだったようだ。
今敏のサイン入りDVDも持っていたりするぐらい。私も日本のオタクの端くれとして嬉しい限り!

最後はちょっとウィル・ヨーキン(一家の父親)のことを悪く言い過ぎのような気がした。例えば、子供を動物のように扱ったとか…劇中でそんな描写あったっけ?
カットされてたのかもしれないけど。

ちょっと悲しくてちょっと気持ち悪くて、かわいそうで…考えさせられる。内容を忘れた頃にまた見たいと思える作品だった。

2023/10/04追記
午後ローで放送されてました
ラストの独白は、自分の幼少期のことで
ひとしきり話した後「ウィルはいい父親じゃない」つまり完全に別件だったんですね。
虐待のくだりについてはほとんど自分の話をしていたってことです
何回見ても好みなので3.6→3.7に上げます