このレビューはネタバレを含みます
周りの人間がどんどんクローンに入れ替わる中、お互いを確かめ合い、信じるすべを持っている野原一家がカッコいい
終盤での春日部音頭にしても同じで、地域のみんなが歌って踊れる音頭を持っている、ということが現在では結構難しいと思う
また、まさお君が自分がもしかしたらクローンなのかも、と言うシーンがあったが、実際に自分が本当の自分なのか判断できるのは、自分ではなく他人である、全編通してそう描写していたように感じる
アイデンティティの問題か
現在で言えば、パーソナライズされたコンテンツの消費履歴や、ネット通販での購入履歴、こういった映画のレビューであってもビッグデータとして成型され、自分とクローンとの差異にはなりにくい。(対抗策としてせめてレビューとして文章に残しておきたい)
結局は他者とのコミュニケーションを通してしか、アイデンティティは構築できないのかも
作中のサンバの音楽はとにかく耳に残り、だいぶ昔にこの映画を見たことあったけど、記憶の奥底に残ってた気がする
VIVA！
