伝達、対話、コミュニティケーション
これがどれだけ難しいことなのかがストレートに伝わってくる作品だった
断片的ないくつものストーリーを見させられることになるが普通の群像劇のように全てが1つの話に繋がるわけではない
全てがバラバラでありつづけてそれぞれのコミュニケーションの不和を表現している
胸糞ってほどでもないし1番万人におすすめできそうなハネケ作品ではあるけど、しっかりとハネケらしさもある作品だった
とくに手話などに字幕をつけないところもハネケのイジワルさが出てて良い
本作は他人事ではなくて現実でもその通りな場面が多く見られるため、コミュニケーションの難しさを痛感させられる
めちゃいいとは言えないが、人にお薦めできる良作だと思う