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コード・アンノウンのAllTimeのレビュー・感想・評価

コード・アンノウン(2000年製作の映画)
3.5
話せる手段を持っている大人たちのコミニケーションは上手く行かない(もしくは破綻している)のに、話せない子供たちは、簡単に伝わらない中でも、手話を尽くしてコミニケーションしようとしている。

シンプルなリズムなのに何故か耳に残るドラム演奏が、年齢も出自も肌の色も関係なく、コミニケーションできる事の象徴に思えた。

ただ、意図的に関係性を分かりにくくしている部分はあるにせよ、最初に登場する女性と少年の関係性は、後からストーリー解説を読まない限り分からなかった…そこから連鎖的に恋人のカメラマンについても立ち位置が途中まで不明で、最初は息子か兄弟だと思っていて、なんで家族内でキスするの?て不可解に感じてしまった。

最序盤の、関係ない者どうしの繋がりの描写は曖昧で良いけど、区分けした時に同じグループ内にいる人物のそれが観てるだけで分からないのは、少し落ち度な気がしている(もしくは自分が日本人だからで、外国人が観ると、容姿だけで関係性の判別がつく?)。
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