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白い巨塔のd3のレビュー・感想・評価

白い巨塔(1966年製作の映画)
3.8
どうしてこれほどまでに物語全体から力強さと生々しさが満ち溢れているのか。
それはすべての登場人物が自分の欲しているもの目標を明らかに理解しているからである。
善悪や倫理とは別のところにある正義感によって財前は突き進む。成功することこそが、自分の後ろ盾に利益をもたらすと知っているから卑屈にもならない。望むものを手に入れ、自分の立場を強固なものにしていく。
いまの時代に鑑賞すると、かえって新鮮に映るヒーロー像になりうるのかもしれない。
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