ゾウさん

白い巨塔のゾウさんのレビュー・感想・評価

白い巨塔(1966年製作の映画)
3.4
山崎豊子の同名小説を、橋本忍が脚色し山本薩夫が監督。主役の田宮二郎はこの作品で人気を得、後にテレビシリーズでも同じ役を演じた。原作が完結する前に制作が開始されたため、ラストは映画オリジナルとなっている。浪速大学医学部の東教授が来年退官となるため、そのポスト争いが水面下で激化していた。東の教え子である財前五郎は最有力候補と言われていたが、傲慢な態度ゆえ東教授に疎まれており、様々な工作を進めていた。ある日、同期の里見から頼まれ、財前は胃癌患者の手術を執刀する。術後に患者は苦しむが、選挙戦に忙しい財前はその原因を探ろうとせず、患者は間もなく亡くなってしまう。財前は選挙戦を勝ち抜き晴れて教授となるが、そんな矢先、死亡した患者の遺族が財前と病院を相手取り、医療訴訟を起こした。
2016.01.30 4.1
2023.03.19 3.4
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