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白い巨塔のihatov1001のレビュー・感想・評価

白い巨塔(1966年製作の映画)
3.4
【DVD】大阪の大学病院を舞台にした権力闘争そして誤診による医療裁判を描いた作品です。主人公財前五郎役はその後のドラマ版でも財前役を演じた田宮五郎。古い作品なだけあってその他レジェンド級の俳優女優陣が目白押しで嬉しかったです。ウィキペディアで見たところドラマ版の12年前に制作されているようで田宮さんはとても若くてびっくりました。

また小説の第一部、誤診裁判の第一審の判決が出たところで物語が終わり、その後の控訴審及び財前の没落は含まれていません。これもウィキペディアによると、小説の続編がまだ発表されておらず、完結していた第一部のみが映像化されたとのことです。ですのでアンパッピーエンドで少々物足りなさも感じますが、大学病院の閉鎖性や裏で金の飛び交うドス黒い部分がより際立ってこれはこれで良い幕の閉じ方だと思いました。
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