いつも奇想天外な昔話をする父、エドワード。
息子であるウィルはそんな父が大好きだったが、大人になるにつれ真実を話さない父を信じられなくなり、敬遠していく。
その後、父の病状が悪化し妻を連れて実家に戻り本当の姿を知ろうとする。
回想シーンが本当に良かった。
あの素敵な世界観、そしてサンドラに対する一途な想い。
婚約者がいるにも関わらず、この人と結婚する！と決めて、サーカスに入団して月に1回サンドラの情報を聞いて
最後はサンドラの大好きな水仙で一杯にしてプロポーズ。
戦地へ行ってもサンドラのところへ戻るために必死になって、他の女性といい感じになっても大切な人がいるときちんと断って、本当に素敵すぎます！
そして現実でも父と妻は本当に愛し合っているんです。
お風呂で服のまま一緒に寄り添うシーン、亡くなる際に妻が父の手を取って顎に当てるシーンは本当に美しくて泣いてしまった。
父が亡くなる寸前に「自分の最期の日を語ってくれ」と息子に伝える。
もうここの話が本当に本当に感動。
この父のホラ話が本当か嘘かというのはどうでもいいんです。
大切なのは父の存在を理解することができたということで。
真実がいつも正しいとは限らない。
自分の考えだけで相手を決めつけるのではなく、どんな相手でも受け入れて認めて理解することが大切なんですよね。
