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ビッグ・フィッシュのharunomaのレビュー・感想・評価

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)
5.0
ティム・バートンで一番好きな映画であった。スリーピー・ホロウ(なんとエマニュエル・ルベツキ撮影)もいいが。どちらにせよダニー・エルフマンの音楽にも癒されるし、至福な語り、物語を堪能すればそれでいい。在りし日のアリソン・ローマンも素敵であった。嗚呼アリソン・ローマン。
マッチスティック・メン(唯一いいコメディでもあるリドリー・スコット作、ゼメキス製作だからです)別件ながら弟トニーとの歴然とした才能の違い(もちろんトニーが上)は、イギリスでの双方のインディーズデビュー短編、中編を見比べても検証済み。トニーはすでに戦時下森で迷う兵士を主人公に、不運なアクシデントから自身の拳銃の銃口と向き合う兵士のドラマをソ連モンタージュ経由の活劇でアメリカへ到達する、一方凡庸な兄リドリーは、やはり凡庸に弟を俳優に配置し、ヌーヴェルヴァーグ気取りの港町の若者の日常をそこはかとなく描いていた。差は歴然であった。兄よ、悪いことはいわない。あなたが邪魔です。
そしてアリソン・ローマン、ホワイト・オランダー、懐かしい、ミシェル・ファイファーである。
あれ、なんの話だったか。そうティム・バートン。ティム・バートンはビッグ・フィッシュです。
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